50代に入ると、
これまでと同じ生活をしているはずなのに、
なぜか疲れやすくなったり、朝の目覚めが重く感じたりすることがあります。
「私、体力が落ちたのかな…」
そんなふうに、不安になる方も少なくありません。
でも、それは
“改善が可能”なものかもしれません。
そのサインに気づけた今こそ、
自分を大切にするタイミングなのだと思います。
今日は、まず最初に見直したい
**「睡眠の質」**について、
お話ししていきます。

🌿 良い睡眠がもたらす3つの変化
① 朝のだるさが軽くなる
深い眠りがしっかり取れると、
眠っている間に、筋肉や内臓、脳の疲れが少しずつ回復していきます。
また、自律神経も整いやすくなり、
体が「休めた状態」で朝を迎えられるようになります。
「起きるのがつらい…」
そんな朝が、少しずつ減っていきます。
② 気持ちが安定しやすくなる
睡眠は、
心のメンテナンスの時間でもあります。
眠っている間、
脳はその日に受けたストレスや情報を整理し、
気持ちの疲れをリセットしています。
そのため、しっかり眠れた日は、
些細なことでイライラしにくくなり、
不安な気持ちも和らぎやすくなります。
気持ちに余裕が生まれやすくなるのは、
そのためです。
③ 日中の疲れにくさが変わる
良い睡眠は、いわば体力の貯金のようなものです。
眠っている間に、
エネルギーが回復し、
体と脳が「動ける状態」に整えられていきます。
そのため、睡眠の質が上がると、
集中力が続きやすくなり、
ちょっとした作業でも疲れにくさを感じられるようになります。
「前にくらべ、夕方まで体力が持つようになった」
そんな変化を感じる方も多いです。
🌙 今日からできる「睡眠の質を上げるコツ」
寝る90分前にお風呂で体を温める
湯船に浸かることで体の内側まで温まり、
体温がいったん上がります。
その後、お風呂から出てしばらくすると、
体温はゆっくりと下がっていきます。
実はこの
「体温が下がっていくタイミング」に、
私たちの体は眠りに入りやすくなります。
自然な眠気が訪れるのは、
体が「休む準備ができたよ」と
合図をだしてくれているからです。
カフェインは午後3時までを目安に
コーヒーや紅茶が好きな方も多いですが、
含まれているカフェインは、
体の中で長く働き続ける性質があります。
特に50代以降は、
カフェインを分解する力がゆっくりになりやすく、
夕方以降に飲んだものが、
夜まで影響してしまうこともあります。
「午後3時まで」を目安にすることで、
夜にはカフェインの刺激が落ち着き、
眠りに入りやすくなります。
無理にやめる必要はなく、
時間を少し意識するだけで、
夜の眠りが変わってきます。
寝る前の“考えごと”を紙に出す
家族のこと、仕事のこと、これからのこと。
いろいろ考えだして眠れなくなることないですか?
寝る前に考え事を紙に書き出すことで、
脳は「もう考えなくて大丈夫」と感じ、
気持ちを休めやすくなります。
頭の中に溜まっていたものを
いったん外に出すことで、
心が静まり、眠りに入りやすくなります。
きれいに書く必要はありません。
箇条書きや、ひとことメモで十分です。
寝室の光をやわらかくする
明るすぎる照明や白い光は、
脳を昼間のように目覚めさせてしまいます。
寝る前は、
脳に「もう休む時間だよ」と
伝えてあげることが大切です。
オレンジ系の柔らかい光や、
間接照明に切り替えることで、
気持ちが落ち着き、
眠りのスイッチが入りやすくなります。
大きく変えなくても、
明るさを少し落とすだけで十分です。
🌼 おわりに
疲れやすさは、
体と心が変化しているサイン。
そのサインに気づいたあなたは、
すでに一歩、前に進んでいます。
まずは 「よく眠ること」。
それだけで、明日のあなたは少し軽く、
少しやさしくなれるはずです。
次回は、
更年期と睡眠の関係について、
もう少し深くお話ししていきますね。


