認知症予防

🌿 認知症予防と聴力


聞こえにくさを放置しない理由

「最近、テレビの音が大きくなってきた気がする」
「にぎやかな場所だと、会話が聞き取りにくい…」

そんな 小さな聞こえの変化、
つい「年齢のせいかな」と、そのままにしてしまいがちですよね。

でも近年、世界中の研究から
難聴は認知症リスクと深く関係している可能性がある
ことが分かってきました。

今日は、
耳を大切にすることが、なぜ脳の健康につながるのか、
そして今日からできる、やさしいケアについてお話しします。


🌙 世界が注目する理由

難聴は「自分で対処できる可能性のあるリスク」

2020年、医学誌 The Lancet の委員会は、
認知症のリスク要因の中でも
「難聴は、対処することでリスクを下げられる可能性がある重要な要因」
と報告しました。

では、なぜ耳の聞こえが脳に影響すると考えられているのでしょうか。

  • 脳への刺激が減りやすくなる
    音が入りにくくなると、脳の聴覚を担う部分が十分に使われにくくなります。
  • 脳が疲れやすくなる
    聞き取りにくい音を理解しようと、脳が常に頑張る状態に。
    その結果、記憶や思考に使える余力が減りやすくなります。
  • 会話や交流が減りやすくなる
    聞き返すことを遠慮して、人との会話を避けてしまうと、
    脳への刺激そのものが少なくなってしまいます。

こうした状態が重なることで、
脳の働きに影響が出やすくなる可能性があると考えられています。


🌿 「まだ大丈夫」が続くことのリスク

多くの方が
「日常生活に困っていないから大丈夫」
と感じています。

しかし、加齢による難聴は

  • ゆっくり進むため 気づきにくい
  • 長く放置すると、音を理解する力が弱まりやすい

という特徴があります。

そのため、

脳が音の情報に慣れているうちに、サポートを始めることが大切

というのが、今の医学的な考え方です。


🌙 耳鼻科受診は「耳だけでなく脳のメンテナンス」

「聞こえにくいかも?」と感じたら、
気軽に耳鼻科で相談してみましょう。

受診することで、

  • 耳垢や中耳炎など、治療で改善する原因が見つかることも
  • 聞こえの状態を 客観的にチェックできる
  • 必要に応じて 補聴器などの選択肢を知ることができる

など、多くのメリットがあります。

最近の補聴器は、
「いかにも」ではなく、自然で使いやすいものも増えています。


🌿 今日からできる「耳と脳」をいたわる習慣

  • ✔ イヤホンの音量は控えめに
    周囲の音が少し聞こえるくらいが目安。
  • ✔ 静かな環境で会話を
    騒音が少ないと、脳の負担が軽くなります。
  • ✔ 血流を意識した生活
    軽い運動や、青魚などの食事は耳の健康にも◎。
  • ✔ 定期的な聞こえチェック
    健康診断に聴力検査をプラスする意識を。

どれも、無理なく始められることばかりです。


🌸 おわりに|未来の自分へのやさしい投資

聴力は、
家族の声、笑い声、好きな音楽、自然の音──
人生の彩りを受け取るための大切な窓口です。

耳をケアすることは、
「老いを認めること」ではありません。

それは、
これからの人生を、より豊かに楽しむためのやさしい選択。

少しでも「あれ?」と感じたら、
それは未来のあなたを守るためのサインかもしれません。

耳と脳を大切にしながら、
これからも心地よい毎日を過ごしていきましょう🌿


50代以降の毎日を心地よく過ごせますよう、 少しでもお手伝いさせてもらえたら嬉しいです。

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