年齢を重ねると、髪のハリやコシ、ツヤだけでなく、頭皮の状態も気になってきますよね。
実は、毎日のシャンプーのしかた次第で、頭皮に負担をかけてしまっていることもあります。
50代からの髪育(かみいく)で一番大切なのは、汚れを落とすだけでなく「土台である頭皮を育てる」こと。
今回はついやってしまいがちな「ゴシゴシ洗い」を見直し、頭皮をいたわるシャンプーのポイントをまとめました。
予洗いは「ただの下準備」ではありません
髪を濡らしたら、すぐにシャンプーをつけていませんか。
実は、シャンプー前の「予洗い」は、頭皮環境を整えるうえでとても大切な工程です。
「髪」ではなく「地肌」を濡らす意識で
シャワーを当てるだけでなく、指の腹で地肌をやさしくなでるようにしながら、お湯を頭皮全体に行き渡らせます。
毛穴まわりの汚れをゆるめるイメージで行うと、その後のシャンプーのなじみもよくなります。
予洗いは、シャンプー前の単なる作業ではなく、頭皮を整えるための準備時間です。
汚れの7割は「お湯」で落ちる
お湯だけで1分ほど丁寧に流すだけで髪についたホコリや、頭皮の余分な皮脂の7割は落ちると言われています。
このひと手間で後から使うシャンプーの泡立ちが変わり、摩擦による髪へのダメージも防げます。
理想の温度は「38度のぬるま湯」
「熱いお湯でスッキリ流したい!」という方も多いかもしれませんが、40度を超えると頭皮に必要な潤いまで奪い去ってしまいます。
50代の乾燥しやすい頭皮には、「ちょっとぬるいかな?」と感じる38度前後がベスト。
必要な脂をほどよく残し、地肌を柔らかく整えてくれます。
泡立てる場所、間違っていませんか?

シャンプーを手に取って、そのまま頭皮につけていませんか。
原液のまま地肌に直接つけると、刺激が強く乾燥につながります。
さらに泡立っていない液体は毛穴に残りやすく、洗い残しがニオイやべたつきの元になることもあります。
まずは「手のひらで馴染ませる」
シャンプーを直接頭皮に垂らすのではなくまずは両手のひらに広げ、出来るだけ泡立ててから髪に馴染ませてみてください。
そこから少しずつ空気を混ぜるように指を動かせば、予洗いで残った水分と反応して、自然と泡が立ちやすくなります。
一番やってはいけないのは、液体のままのシャンプーを頭皮にすり込んで頭の上でゴシゴシ泡立てること。
濡れた髪はキューティクルが開きやすく、摩擦の影響を受けやすい状態です。
先に手のひらで少し馴染ませて『ワンクッション』置くだけで、
泡がクッションの役割を果たし髪同士のこすれをやわらげます。
爪は立てず、指の腹で「耕す」イメージ
かゆいところに爪を立てて、ガシガシ…。
ついやってしまいがちですよね。
でも頭皮は、顔と同じようにとてもデリケートな皮膚です。
爪を立てると、
・目に見えない小さな傷がつく
・炎症やフケの原因になりやすい
・抜け毛につながることも
そこで意識したいのが、「畑の土をやさしく耕す」イメージです。
指の腹を地肌に密着させ、頭皮そのものを動かすように、ゆっくり円を描きます。
耳の上から頭頂部に向かって引き上げるように動かすのもおすすめです。
このあたりは血流が通る大切なエリアです。
力は強くなくて大丈夫。
頭皮が少し動くくらいで十分です。
頭皮が硬くなると血流が滞りやすくなり、髪の土台にも影響すると言われています。
「洗う」というより、やさしくほぐす時間と考えると、自然と力も抜けてリラックスできます。
すすぎは、思っている以上に大切
実は、頭皮トラブルの原因で一番多いのが、シャンプーの洗い残し。
特に残りやすいのは、
- 耳の後ろ
- 襟足
- 分け目や頭頂部
残った洗浄成分が頭皮で「酸化」してしまうと、嫌なニオイやベタつきの元になります。
シャンプーにかけた時間の2倍くらいを目安に、丁寧に流してみてください。
まとめ:50代以降の髪は「やさしさ」が一番の栄養

「しっかり洗う=力強く」ではなく、「やさしく、丁寧に」が私たちの合言葉。 頭皮が元気になると、髪の立ち上がりも変わります。
洗い方を整えて地肌をケアしつつ、気になる部分は便利なアイテムを賢く使っていきましょう。 以前ご紹介した、私の『相棒ウィッグ』の記事もぜひ参考にしてみてください。



